本気で誰かを愛したとき、そして再愛したいとき
人は人を愛してやみません。
それは、人は愛することで強い快感が得られるからです。
そして当然、愛されることでも快感が得られるからです。
愛するがゆえに、声をかけたくなる、一緒にいたくなる、
知りたくなる、五感のすべてで接したくなる、
時に手を差しのべたくなる、欲しがるものをあげたくなる、
すべて気になる、男女であれば子孫がほしくなる、
そのすべてがほしくなる、という思いが溢れるからです。
それらは結果、言葉だけではなく、
全て実体験として、経験することができます。
心の底から愛する人と、寄り添って座ることができます。
肩を抱き合い、心からの声を交わし合うことができます。
脳でのイメージだけにとどまらず、
五感でリアルに感じ合えることこそが、
あなたの人生を幸せを導くために必要なのです。
ではどうすれば、五感でリアルに感じ合えるのでしょうか？
まずは、「出会い」という基本的な空間情報を作り、
そして、コミュニケーションを図り、
相性を見極めた上で、「恋愛」と呼ばれる、
たった二人だけの意識空間をもつステージ
に立たなければなりません。
その二人だけの意識空間で、
言葉、ふれあい、セックス、食事
などの基本行動を繰り返す中、
二人共通の夢を持ち、
互いに新たな発見をし、
相性をさらに高めていくことで、
「互いを愛し合う心と心」がとめどなく溢れ、続き、
お互いが心からリラックスでき、
安心して同じ時を過ごせる環境が生まれてくるのです。
そんな幸せな愛を奏でる二人が作り出す空気は、
周囲の人達にも心地よく伝わっていくのが、
本来の愛であると言えるでしょう。
何も後ろめたくない、何も恥じることのない、
真の「恋愛」や「夫婦生活」を
あなたも強く望むべきなのです。
それが本来、人が人を本気で愛した姿なわけですから。
身も心もあたたかく、やさしくふれあうことは幸せなのですから。
ただそこに、不運にも、
相手からの愛を感じられなくなったり、
相手に愛を与えられなくなったりすることがあります。
価値観の不一致が顕著になったとき、
別の異性に感情が奪われている（浮気状態にある）とき、
相手の心を傷つけるミスをしてしまったとき、
転勤など物理的に互いの距離が広がってしまったとき、
何かしてあげたい気持ちがなくなってしまったとき、
見つめ合い真の愛情を伝え合わなくなったときなどに、
本来あるべき、人が人を愛したときにとる行動が
とれなくなってしまうわけです。
これはいずれにしても大きな痛手であり、
過ちであり、不幸せの象徴である以上、
確実に回避せねばなりません。
愛する快感も愛される快感も得にくくなり、
それが長引くことで、
ある男女二人の関係は
急速に冷めていってしまうのです。
もしあなたが、愛する相手の心をもう一度取り戻したい、
再愛したい、と考えているのであれば、基本中の基本、
相手をもう一度愛することから始めなければなりません。
過去の愛し方が誤っていれば、その愛し方を正し、
再び仕切りなおした関係が求められるなら、
それに従わねばならないのです。
愛する相手から
「やっぱりベスト（最上）なのは、
この心（あなた）とのつながりだ」
と、再び思ってもらえるような、
愛情溢れる接し方で、
相手の心を包み込まなければならないのです。
それができないのであれば、
幸せとつらい思い出に浸って、
不安をぬぐいきれず、信ずることを忘れ、
身動きのとれない悲しみとさびしい日々を送る人達と
全く同じ道を歩むことになってしまいます。
折角のあなたの豊かな感情は、
そんな恐い、絶対避けたい未来に進みたくはありません。
「苦」ではなく、「幸せ」をいっぱい放出したい筈です。
あなたは二番手ではダメであり、
相手にとっての“最上”であることこそが、
あなたと愛する人を再び引き寄せ合う
という結果を招くのです。
「最上」とは、最も多く、多方面において、
愛を与え、愛を感じさせることができる関係です。
「本気で愛すことは最上」なのです。
今のあなたは、そこに、近づいているでしょうか？
きちんとそこに、気付いているでしょうか？
「愛するあの人の“最上”＝あなた」
となることが、あなたとあの人の未来を大きく変えます。
あなたは、再び、あの人の最上を得ることができますか？
あなたにとって、その人が「最上」であれば、
あなたがその人の「最上」を得ることは、
決して、不可能ではないはずです。
