実際の数字は定かではないですが、おそらく、100人に1人とか、もっと少ないと思います。自分にとって、ベストな相手と恋愛できている人です。自分の心に言い聞かせ、今の相手をベストだと思い込ませることはできますが、それは、本当の意味でのベストな相手とは言えません。
一体、ベストな相手とは、どのように判断できるのでしょうか?
ベストな相手とは、その相手のすべてで判断します。容姿から仕草から肌触りから考え方から言葉から、五感、六感、何から何までを加味したトータル判断です。相手は相手で、自分の経験(記憶)・習慣に基づき、行動をしています。自分は自分で同じく、自分の経験(記憶)・習慣に基づき、行動をしています。
そんな中、普段は表に出てこない、脳内に潜んでいる過去の記憶から未来の理想まで、一気に走馬灯のように放出させるトリガーとなれる相手は、ベストな相手と考えることができます。よく、『死ぬ間際に走馬灯を見る』と言いますが、あの現象は、死ぬ間際だけではありません。極限状態で起こる脳内の希少現象です。起こそうと思って起こせる人は、催眠術師くらいでしょうか。
過去の、最高にベストな状態の記憶=何の恐れもない正(プラス)だけの記憶に、ベストな相手のある行為が脳内に共鳴・刺激を与え、トリガーとなり、一気に、過去の記憶と未来の理想とが脳内を駆け巡り、過去から未来が描写され、果ての無い宇宙の中をスゴイスピードで進んでいる感覚です。数秒~数分なのに何十年分もの記憶と理想の断片を見ることができます。その相手との未来が開ける感覚です。おそらく、100人に1人も、体験できている人はいないと思います。体験できずに一生を終える人も大勢います。
これは、ベストな相手、お互いの経験や考え方やすべてが、マッチングしている相手でないと起こりません。共に過ごしている時間が増せば、可能性は増します。そして、世界中で、自分にとってのベストな相手がたった一人とも限りません。上記のような現象が起こせる2人(互い=ペア)は、その相手だけとは限らないのです。
※学会の日本論文では、『確率共鳴現象が視交差以降の視覚経路すなわち中枢神経系で起こっていると結論される』となっています。確率共鳴現象というのは、上記で説明してきたような内容です。